本投稿ではPyScripterのインストール方法と簡単に使い方を紹介します。
今回紹介する使い方とは以下となります。
- 日本語表示
- 画面スタイルの変更
- 1行ずつ処理を実行する方法
PyScripterはPythonの統合開発環境です。
まだ使い始めですが動作も軽く、わかりやすいUIということもあり、おすすめです。
また、無償で利用が可能ですが豊富な機能が備わっていることも魅力的です。
導入の経緯としては1行1行のコード処理の流れを確認したく、無償のIDEを探してました。
PyScripterはF7キー(サブルーチンに入るまで実行しますアイコン)を押下することでそれが可能でした。
PyScripterを用いることで自身の理解度アップはもちろん、今後の投稿で本サイトに訪れた方によりわかりやすい有益な情報を発信することができるのではないかと思います。
前提
PyScripterを使用するにはインストールする端末にPython2.6以降のバージョンがインストールされている必要があります。
まだPythonをインストールしていない場合は以下を参照し、Pythonをインストールしてください。
【Python入門】Python3.8.2とJupyter-Notebookのインストール
PyScripterのインストール
-以下URLにアクセスします。
-Project Activityの「/PyScripter-v3.6/PyScripter-3.6.3-x64-Setup.exe」をクリックします。
-ダウンロードが完了したら、[実行]をクリックします。
-[日本語]を選択し[OK]をクリックします。
-インストール先を指定し、[次へ]をクリックします。
画面ではデフォルトのインストール先(C:\Program Files\PyScripter)を指定しています。
-スタートメニューフォルダを指定し[次へ]をクリックします。
インストール後はスタートメニューにこんな感じで作成されます。
-こちらもお好みでチェックをつけて[次へ]をクリックします。
☑デスクトップ上にアイコンを作成する
☑’PyScripterで編集’をファイルエクスプローラーのコンテキストメニューに追加する
-[インストール]をクリックします。
-セットアップ続行メッセージが表示されるので[次へ]をクリックします。
-[完了]をクリックします。
-「Windowsセキュリティの重要な警告」が出るので使用端末の用途に応じて[アクセスを許可する]をクリックしてください。
-Pyscripterの画面が表示されます。
PyScripterを使ってみる
①日本語表示を試してみる。
-[View]>[Language]>[Japanese]をクリックします。
ぱっと見た感じは問題なさそうです。
②PyScripterの画面スタイルを変更する。
-右上の[スタイルの選択]アイコンをクリックします。
-気に入ったスタイルを選択し、[スタイルを適用]をクリックします。
PyScripter画面のスタイルが変更されました。
③1行ずつ処理を実行する。
本投稿では以下コードを例に実行してみます。
処理を1行ずつ実行させていくには「サブルーチンに入るまで実行します」アイコンをクリックすることで実現できます。
以下のように試してみましょう。
実行した処理で変数の値がどう変わったか気になる場合は参照することができます。
試しに変数aとiにカーソルを合わせてみてください。
変数aの場合
変数iの場合
PyScripter画面の下部にある[変数]をクリックしても確認可能です。
このようにPyScripterは処理の途中で変数に格納された値がどのように変化していくかを確認することもでき、無償でもかなり便利な機能が備わっています。
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