本投稿ではPostgreSQL ODBCドライバーをインストールします。
ExcelからPostgreSQLのデータベースにExcelに接続する手順を紹介します。
例として以前の投稿で構築したPostgreSQLのdvdrentalデータベースへExcelから接続します。
【PostgreSQL17.4】Win11にインストールしてサンプルデータベースも入れてみた
PostgreSQL ODBC ドライバーのインストール
今回はスタックビルダからPostgreSQL ODBC ドライバーをインストールします。
PostgreSQLの以下サイトからもインストーラーをダウンロードすることは可能です。
特定のバージョンのドライバーをインストールしたい場合は以下の外部サイトから入手してください。
アプリからスタックビルダを開きます。

プルダウンからインストールした[PostgreSQL 17(x64) on port 5432]を選択し、
[次へ(N) >]をクリックします。

インストールしたいドライバーにチェックして[次へ(N) >]をクリックします。

ダウンロードディレクトリを選択し、[次へ(N) >]をクリックします。


ダウンロードが終わったら[次へ(N) >]をクリックします。

psqlODBCのセットアップウィザードが表示されるので[Next >]をクリックします。

インストール先を指定して[Next >]をクリックします。
デフォルトのインストール先:C:\Program Files\PostgreSQL\psqlODBC

[Next >]をクリックし、インストールを開始します。


インストールが完了したら[Finish]をクリックします。

アプリから[ODBC データ ソース(64 ビット)]を検索し、[開く]をクリックします。

[追加(D)…]をクリックします。

文字コードとして UNICODE または ANSI を選択することができますが
ここでは[PostgreSQL ODBC Driver(UNICODE)]を選択し、[完了]をクリックします。

接続に必要な以下情報を入力し、接続ができるか[テスト]をクリックします。
ExcelからPostgreSQLのデータベースへ接続する際に接続文字列として入力する場合は
ここでは[データソース名]のみを入力しておいてください。
- データソース名
- サーバー名
- データベース名
- ユーザー名
- パスワード
- Port

[Connection successful]を表示されたら[OK]をクリックします。

[保存]をクリックします。

Excel から PostgreSQLのデータベースに接続する
PostgreSQLのODBCの設定も完了したのでExcelからPostgreSQLのデータベースに接続します。
Excelを開き、
[データ]>[データの取得]>[その他のデータ ソースから(O)]>[ODBC から(D)]をクリックします。

[データ ソース名(DSN)]のプルダウンからODBCドライバーのセットアップ時に指定した
データソース名を選択し、[OK]をクリックします。

[ユーザー名]、[パスワード]を入力し、[接続]をクリックします。

ナビゲーターが起動されます。
PostgreSQLのdvdrentalデータベースのテーブルが表示されることを確認します。

上記で[読み込み]をクリックするとExcelにテーブルがインポートされます。

補足となりますが
この画面で接続文字列を指定してPostgreSQLのデータベースにアクセスすることが可能です。
PostgreSQLのODBCドライバーセットアップ画面でデータソース名のみしか設定していない場合、
[DATABASE=dvdrental]のように指定することで目的のデータベースへ接続できます。


その他プロパティの値の指定方法はMicrosoftの公式ドキュメントを参照してください。

補足:Excelに保存されたデータソースの接続情報を編集・削除する場合
Excelでクエリに使用したデータソースの修正や削除は
[データの取得]>[データ ソースの設定(S)…]から可能です。

接続したデータソース名を選択して[アクセス許可の編集…]をクリックします。

編集する場合は「アクセス許可の編集」から[編集]をクリックします。

修正が必要な個所を編集して[保存]をクリックします。

削除したい場合は[削除]をクリックします。

削除がグレーアウトするのでその状態で[OK]をクリックします。

「アクセス許可の削除」画面にて[OK]をクリックします。

「データ ソース設定」画面から削除されます。

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