EM Expressを使用するには管理するCDBごとに、異なるポートを構成する必要があります。
PDBにおいても一意のポートを設定することでEM Express上で管理ができます。
本投稿ではPDBをEM Expressから管理できるように設定する手順を紹介します。
PDBのポート設定
-PDBに接続し、現在のHTTPSポートを確認する。
SQL> alter session set container=pdb1;
セッションが変更されました。
SQL> select dbms_xdb_config.gethttpsport() from dual;
DBMS_XDB_CONFIG.GETHTTPSPORT()
——————————
0
-HTTPSポートにポート番号を設定する。
※ポート設定を行いたいPDBに接続して実施すること。
SQL> exec DBMS_XDB_CONFIG.SETHTTPSPORT(5501);
PL/SQLプロシージャが正常に完了しました。
PDBのHTTPSポートの設定確認
-PDBに接続し、現在のHTTPSポートを確認する。
$ sqlplus system/**********@orahost:1521/pdb1
SQL> select dbms_xdb_config.gethttpsport() from dual;
DBMS_XDB_CONFIG.GETHTTPSPORT()
——————————
5501
-ポートがリスナーに登録されているかを確認する。
$ lsnrctl status | grep -i 5501
(DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=tcps)(HOST=orahost)(PORT=5501))(Security=(my_wallet_directory=/u01/app/oracle/admin/orcl/xdb_wallet))(Presentation=HTTP)(Session=RAW))
EM Expressへ接続
– Webブラウザのアドレスバーで以下の形式でURLを入力し[Enter]を押下する。
形式:https://ホスト名:設定したHTTPSポート番号/em
例: https://orahost:5501/em
-ログインし、PDB名:PDB1の情報がEM上で表示されることを確認する。
参考
Oracle® Database 2日でデータベース管理者 12c リリース1 (12.1)
3.5 EM ExpressのHTTPSポートの構成https://docs.oracle.com/cd/E57425_01/121/ADMQS/GUID-EB851101-07BE-4038-BB9D-06E01CC7F5D5.htm
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