Oracle Database 12cから
Oracle Enterprise Manager Database Express(EM Express)が登場した。
EM Expressは11g以前のEM Database Controlより管理できる機能は少ないが
少ないメモリとディスク消費でデータベースの管理を行える。
今回はEM Expressへの接続方法とEM関連の情報を確認するためのコマンドを紹介します。
EM Expressへの接続
Webブラウザにて以下の形式でURLを入力する。
https://ホスト名:ポート番号/em
以前の投稿で構築したOracle Database 12cの場合は以下となる。
ex.https://orahost:5500/em
※EM ExpressはSWFファイルが使用されるため、Flashプラグインが必要となる。
必要に応じて[Get Flash]からFlashプラグインをインストールする。
[ユーザー名],[パスワード]を入力し、[ログイン]をクリックする。
(SYSDBA権限でログインする場合は[ユーザ名]には「sys」、[SYSDBA権限]を☑する。)
ホーム画面が表示される。
EM Expressの構成確認
以下にEMに接続するために最低限必要な設定がされているか確認する方法を示す。
-リスナーの確認
$ lsnrctl status LISTENER
///リスナーが起動していて、実行結果に以下が表示されることを確認する。///
サービス”orclXDB”には、1件のインスタンスがあります。
インスタンス”orcl”、状態READYには、このサービスに対する1件のハンドラがあります…
(DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=tcps)(HOST=orahost)(PORT=5500))(Security=(my_wallet_directory=/u01/app/oracle/admin/orcl/xdb_wallet))(Presentation=HTTP)(Session=RAW))
-使用ポートの確認
SQL> select DBMS_XDB_CONFIG.GETHTTPSPORT() from dual;
-ディスパッチャの構成確認
SQL> show parameter dispatchers
次回はEM Expressへ接続するポート変更手順を投稿する。
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